ちょっと涙してしまいそうな心を揺さぶる表現
- 荒牧 直子

- 6月15日
- 読了時間: 2分
更新日:6月25日
Sさん(3年生)
カリキュラム「自然のものを使って言葉で遊ぼう」
でのひとこまです。
このカリキュラムでは自然の物を一つ選び、
比喩を使って
観察したまま
等様々な視点から文章を起こしていきます。
様々な視点から文章を書くことで、文章力と共に、
創造力、表現力、描写力、共感力などを鍛えます。
今回は名前もわからない雑草を用意してもらいました。
学校の帰り道に摘んで来たそうです。


この雑草が「もしも喋るとしたら何と言う?」の問いの答えの一つに
いつかきっと
かぜにゆれて
おにごっこがしたいな
Sさんのこの表現に、私は「ぐっ」ときてしまいました
まるで絵本のページにあるような美しい一文。
心地よい風を感じながら、鬼ごっこを楽しむSさんも想像されます。
授業が終わってすぐ、この感動をお母様にお伝えしました。

お家の方も驚くような豊かな表現であることと
伸び伸び思ったことを表現できる場の提供をできていることがわかり
大変うれしく思ったのでした。
ことばの森を冒険できているなと。
文章を書く前には、題材についてじっくり対話することを大切にしています。



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