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おいしい西瓜バー


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Tさん3年生。

夏に、おばあちゃまが送ってくださったという西瓜が

手作りアイスになるまでを作文しました。


西瓜はなぜ縞模様なのか?と疑問に思うTさん、流石です。


鳥がどのように西瓜の種を広めてくれるのか?

アイスが凍るまでがとっても待ち遠しい!


子ども時代にしか作れない、味わい深い作品だなぁと私は感じます。


以下全文です。



おいしい西瓜バー

                    

ぼくは西瓜が大好きだ。あのシャキッとした食感、あまい味、暑い夏に食べると最高。


ただ、ずっとぎ問に思っていることがある。それは、西瓜のあのしまもようだ。もし、あのもようがなかったらメロンとまちがえるかも知れない。しまもようがある本当の理由を知りたくて

お母さんと調べてみると、西瓜の原産地はアフリカのカラハリ砂漠付近で、雨が降らない砂漠だと種を広めにくい。だから、高いところにいる鳥に見つかりやすくするために、黒いしまもようがついたと考えられる、とあった。

鳥は人間と同じように西瓜を口にほおばって、種をプップッとはきだしてひろげるんじゃないかな。そのためには、やっぱりしまもようの目印がいると思う。


熊本のおばあちゃんは、ぼくが西瓜を大好きだと知っているから、毎年ぼくのためにつくって送ってくれる。

去年はモグラに食べられて、ぼくの分は一個もなかった。悲しい気持ちだった。だが、今年は、大きな西瓜が届いた。しかし、そのうちの一つが割れていたのでがっかりした。


だけど、いいアイディアを思いついてアイスにする事にした。


作り方は、まず、割れた半分の果肉を全部スプーンでとってボウルに入れる。ボウルに入った果肉をつぶしてざるでこす。着色料を使ったみたいにあざやかな赤で、そのまま飲みたいくらいだった。だが、種が入ったから、とるのに苦労した。この汁と果肉、砂糖少しをお弁当に使うシリコンカップに流し入れ、六時間ぐらいこおらせる。こおるのが待ち遠しかった。作るのはかんたんだけど待つ時間が長くて待ちきれなかった。わざと西瓜の事をわすれようとしたけれどわすれられなかった。


やっと固まって、ガブリとかじってみるとアイスにした方があまくておいしいと思った。西瓜そのものを食べた時のすっきりした甘さもすきだ。どちらもすきだ。


今朝も学校に行く前に西瓜のアイスを食べた。

熊本のおばあちゃんにも食べさせてあげたい。



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